インタビュー
2025.01.09
ビジュアルデザイン学科
みんなが欲しい!と思ってくれるような
創造性に富んだポケモンカードゲームを作ります!
※学科・コース名称・学年はインタビュー当時のものです。

上石 歩未さん
ビジュアルデザイン学科 グラフィックデザインコース
兵庫県立姫路工業高等学校出身
株式会社クリーチャーズ内定
- 編集部
- 神戸芸工大に入学を決めた理由は?
- 上石
- オープンキャンパスに参加して、施設の充実ぶりやカリキュラムの幅広さに惹かれ、この大学なら自分が高校生活で学んできたデザインの知識をさらに広げ、深く追求することができるかも!と思いました。また、自然豊かな環境で、創造性を刺激されながら学べる場所だと感じたことも決め手に繋がりました。
- 編集部
- ビジュアルデザイン学科の魅力を教えてください。
- 上石
- ビジュアルデザイン学科は、illustratorやPhotoshopなどのグラフィック系ソフトを基礎から学ぶことができ、基礎を学んでから自分に合うコースを選べることが強みだと思います。私は高校からデザインの勉強をしていましたが、基礎からもう一度学ぶことでさらに応用を活かした作品を制作できるようになりました。ビジュアルデザイナーを目指す人には、とても良い環境が用意されていると思います。

- 編集部
- 印象に残っている授業について教えて下さい。
- 上石
- 「印刷体験実習」が印象に残っています。多くの授業がパソコンなどのデジタル機器を使うのですが、この授業は、紙を切ったり組み合わせたりするコラージュ制作のように手を動かす作業が多いんです。自分で考えた模様のデザインをプラスチックや銅板に傷や形を掘って版を作り、それにインクを載せ、さまざまな種類の紙に手作業で複製しました。最近は機械での印刷が当たり前になっていますが、この実習でアナログでしか感じられない印刷の良さを感じることができました。デジタルな時代だからこそ、このような手作業の授業を経験できたことがプラスになりました。
- 編集部
- これまでに手掛けた作品でお気に入りはありますか?
- 上石
- 自分の名前をモチーフにした名刺のデザインです。この名刺では、名前の持つ意味や特徴を表現し、漢字とアルファベットの二種類のデザインを作成しました。特に、アルファベットを使ったデザインでは、季節を感じるようなモチーフをコンセプトに、裏面に自分で撮影した写真を配置しました。名刺を渡す時期によって写真のデザインを変えることで、相手とのコミュニケーションをより豊かにしたいと考えました。制作にあたっては、限られたスペースに情報をいかに効果的に配置するかを工夫しました。

- 編集部
- では就職活動について教えてください。上石さんは、就活は遅めのスタートだったんですよね?
- 上石
- そうなんです。3年生の10月頃から「自分が本格的に行きたいジャンルや会社はどこなのか」と、就活アプリを通して探しはじめました。
- 編集部
- どのような職種に興味を持ち、進みたいと考えていましたか?
- 上石
- 初期は地元から通える場所で、学んできたビジュアルデザインを活かせる広告代理店やパッケージデザインを行っている会社をリサーチしていました。ですが、広告業界の会社は都会に集まっていて地元には会社自体が少ないということが分かり、大阪や東京などにも範囲を広げて探すようになりました。
- 編集部
- 現在の内定先とはどのようにして出会ったのですか?
- 上石
- 私の内定先は一般的な求人サイトには掲載されていなくて、当初は会社が新卒採用をしているかも分からなかったんです(笑)。就活時に「私が好きなポケモン関連の仕事ってあるのかな」と調べたときに内定先を知り、公式ホームページを見てみるとそこに採用情報が載っていて。小さい頃からポケモンのゲームとたくさん触れてきて、ポケモンカードゲームのデザインにも興味を持っていたこともあり、「私もポケモンに携わりたい」という強い気持ちが芽生えました。また、企業理念や仕事内容にも共感し、応募に至りました。
- 編集部
- すごい偶然から、今の企業に進むことになったのですね!
- 上石
- 本当に奇跡のような出来事ですよね。私のようなケースもあるので、気になる企業があるなら、まずは公式ホームページをチェックすることをおすすめします。

- 編集部
- 面接ではどのようなことをアピールしましたか?
- 上石
- 「デジタルが主流の時代だからこそ、実際に手に触れる作品を作りたい」という自分の考えを伝えました。面接官の方からは、「ポケモンカードゲームもデジタルなデータからはじまりますが、最終的には手に取れる商品として世に出る。その点で、私たちの仕事と共通点がありますね」と共感していただきました。また、ポートフォリオについても工夫しました。データでの提出に加えて、実際に作品をファイリングして持ち込み、特に気に入っている作品をピックアップして説明しました。面接官の方も緊張をほぐすような、明るい雰囲気で面接を進めてくださり、企業の雰囲気も良く、入社したいという気持ちがさらに強くなりました。
- 編集部
- 就職活動中に役立った、大学での学びや経験はありますか?
- 上石
- 4年間さまざまな作品づくりを通じて、「自分ならではの考え」や「価値観を持つこと」がものづくりを行ううえで大切だと思うようになりました。内定先との面接の際に「作品を作る時に、何を考えながら制作に取り掛かっているか」という質問を受けたときにも同じように回答しました。また、大学生活で培ってきたスケジュール管理能力も、就職活動で活かすことができました。課題に取り組む際に、必ず計画を立てて作業を進めていたので、就職活動においてもポートフォリオ作成や書類準備などのスケジュールをしっかりと管理することができました。
- 編集部
- 逆に、就職活動を通じて自身が成長したなと感じるところはある?
- 上石
- 就職活動前は、自分が本当にやりたいことや、どんな仕事がしたいのか、はっきりとした答えを持っていませんでしたが、就職活動を通して自己分析を深めるなかで、自分が本当にやりたいことを明確にすることができました。自分を知ることは、今後どのような仕事をしていくうえでも、非常に大切なこと。就職活動をしなければ、気づくことはできなかった学びです。
- 編集部
- 最後に、内定先での目標を教えて下さい。
- 上石
- 入社後は、世界中のポケモンファンに向けて今までにない魅力が込められた、最高で新しいポケモンカードゲームのイラストやグッズを制作したいと考えています。そして、私が手がけた商品が世界中に広がり、多くの人々に楽しんでもらえることが目標です。
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