大西 敬介さん
映像表現学科 映画コース 3年
兵庫県立三木高等学校出身
- 編集部
- 神戸芸工大に、大西さんが憧れる人はいますか?
- 大西
- 映画監督の石井岳龍先生です。先生がつくる作品は演出がとてもすごく、入学前から尊敬していました! 神戸芸工大に進学先を決めたのも、その石井先生が講師をされていると知ったからです。
- 編集部
- 現役映画監督である石井岳龍先生の授業はどのようなものですか?
- 大西
- 僕が入学した年の春は石井先生が映画撮影に入っていたため、授業自体は1年生の後半から。先生自身「座学より実習!」という方で、授業でもどんどんカメラを使っていきました。毎回出されたテーマに従って、1〜2分程度の1カット作品を制作したり。1年の最後には10分程度の作品をつくっていました。
- 編集部
- 2年生のとき、その石井岳龍先生から監督に抜擢されたとか!?
- 大西
- はい、『SUBARU MOVIE RALLY』という車メーカーのキャンペーンムービー制作の監督に選んでいただきました。僕が監督に選ばれたのは、入学してから色々なことに積極的に取り組んでいたことを、石井先生が見てくれていたからだと思います。先生にも「大西くんならやれるんじゃないかと思った」と言ってもらえました。かなり嬉しかったです。
- 編集部
- 授業で石井岳龍先生の撮影現場に行くことはありますか?
- 大西
- あります。『パンク侍、斬られて候』(2018年6月30日公開)の撮影現場に、エキストラや学生スタッフとして参加させてもらいました。学生とプロの世界の違いが実感できて、とても勉強になりました。ずっと憧れていた石井先生の演出を、撮影段階から間近で見られたのも良い経験です。
- 編集部
- 神戸芸工大ならではの貴重な授業ですね。ほかにも、この大学を選んで良かったと思えることはありますか?
- 大西
- この大学の中には、実際の現場で活躍されている方々が講師として来られています。さすがプロだけあって知識量がすごく、最新の情報なども教えてもらっています。先生と会話できるだけでも日々充実しています。
- 編集部
- 先生方のアドバイスは、大西さんの制作活動に影響を与えていますか?
- 大西
- 映画って人それぞれの理念というか思想があると思っています。だから先生の意見も一意見として受け入れるようにしています。全部を鵜呑みにするのじゃなく、自分の中で「これだ!」と思えるものだけをつまんでいく感覚です。そうじゃないと自分の映画はつくれないので。
- 編集部
- 映画制作に対する自分の信念をしっかり持っていますね。今後の目標を教えてください。
- 大西
- コンペに作品を応募して、受賞すること! 神戸芸工大の卒業生としていろんな賞を受賞された方はいるけど、在学中に受賞した人はまだいなかったと思います。自分がその最初の一人になって、大学全体をさらに盛り上げていく存在になりたい!
- 編集部
- 熱い想いを胸に抱いた未来の映画監督! プロの現場でも第一線を走る講師陣に見守られ、そしてチャンスを与えられ、将来の糧となる経験を積み重ねています。映画制作に対して貪欲に、ひたすら努力を重ねる大西さん。彼が制作した映画を、私たちが公の舞台で目にする日も遠くはないでしょう。ぜひ彼の名前を記憶に焼き付けておいてください!
イベント参加が難しい方へ。オンライン個別相談会や個別キャンパス相談会を実施していますのでお気軽にお申込みください。