インタビュー
2020.07.22
ビジュアルデザイン学科
学年や学科を超えた人との出会いが、
自分の個性の発見と、将来につながっていく。
※学科・コース名称・学年はインタビュー当時のものです。
楠林 凜也さん
ビジュアルデザイン学科 2年生
大阪府立花園高等学校出身
- 編集部
- 神戸芸工大の推しポイントはどんなところですか?
- 楠林
- 人脈が広がるところです。いろんなデザイン・アートの分野を志す人たちと知り合えたことで、芸術に関することはもちろん、大学での過ごし方や将来どうしたいかなどについても、たくさん刺激をもらっています。同学科の先輩に知り合いの方を紹介してもらったり、サークル活動やSNSを通じて知り合ったり、学年も学科も超えて人とのつながりが広がっていく。いろんな人との出会いの中で、いろんなヒントを見つけられるところが、神戸芸工大を選んで良かったと思う点です。
- 編集部
- SNSを通じて、というのは現代ならではですね。
- 楠林
- ダンスサークルに入っていますが、サークル活動もSNSを通じて広げられるように模索中です。学科で学んでいることを活かし、新入生勧誘のフライヤー作りも行いました。
今年からオンライン授業が導入されましたが、これから増えていくであろうリモート会議を模擬的に経験できるし、作品のデータ提出に慣れる良い機会になると思います。
- 編集部
- 2年生になった現在、ご自身が成長したと感じる部分はありますか?
- 楠林
- 1年生の時はなんとなくデザインに興味をもって学んでいる感じでしたが、この1年でさまざまなデザインやアートに触れることができて、その中で自分は何が好きなのか、自分の個性とは何なのかを把握したうえで、授業や課題に取り組めるようになりました。
以前からダンスをやっていて、ヒップホップ文化やストリートアートに興味があり、それに影響を受けました。他学科の授業で「視覚芸術」を学んでいて、その中でストリートアートが取り上げられました。実際に自分でも真似して描いてみたり、学んだことを自分の専門分野に取り入れたりしています。 - 編集部
- 他に、印象に残っている授業はありますか?
- 楠林
- DTP基礎の授業で、自分で製本を行ったことです。ソフトを使って組版し、紙の材質を自分で選び、先生と相談しながら作り上げました。いつもパソコンを使ってデータ上でデザインやレイアウトをしていますが、実際に本になると、「もの」として自分の目で見て手で触れることができるので、すごく達成感がありました。
- 編集部
- その経験は、今に活かされていますか?
- 楠林
- 現在、情報誌風の冊子づくりを行っていますが、多くの文章をレイアウトに落とし込んでデザインしていくことに、DTP基礎で学んだ知識や技術が活かされています。そのためのソフトの使い方を習っていたことも、役に立っています。
- 編集部
- 冊子づくりというのは、どのような授業課題ですか?
- 楠林
- 新型コロナウイルスの蔓延によって変化した世界を、自身の観点で冊子化するというものです。イラストの制作、写真の撮影、文章作成、それからレイアウトと、これまで以上に多くの工程を自分でやらなければならないので、なかなか苦戦しています。今まで学んだことを活かしながら、自分の伝えたいこと、新型コロナウイルスによってダンスシーンやエンターテイメントがどう変わったか、それに対して自分と同じ世代や若い人たちがどう取り組んでいるか、そういうことを表現できればと思っています。
- 編集部
- では、今後チャレンジしたいことは?
- 楠林
- 同じ学科でイラストを学んでいる友人と一緒に、共同プロジェクトを進めています。自分が興味のあるデザインやカリグラフィと友人のイラストをかけ合わせて、パーカーなどアパレルグッズとして商品化し、実際に売り出してみたい。商品をPRするポスター作りや、オンラインストアでの販売も視野に入れています。完全な自主制作で、趣味の延長みたいなものですが、ポートフォリオに入れられるような作品を作れたらいいなと思っています。
- 編集部
- まさに人とのつながりの中で、ものづくりが広がっているんですね。
- 楠林
- デザインは専門学校や独学で学ぶという方もいますが、その中で大学を選ぶメリットは、さまざまな分野やカルチャーに興味や見識のある人たちと出会うことができ、互いにいい刺激を受けながら一緒に学べるというところです。自分はもともとものづくりに精通している人間じゃなかったので、大学に入って、同じように悩んでいる人がいたり、同じような志をもった人たちと出会えたことは、将来に活かされると思います。
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