インタビュー
2022.01.22
生産・工芸デザイン学科
「何度失敗しても挑戦したことが
スキルアップに繋がった」
身に付けるだけじゃなく
驚きと遊び心のあるジュエリーづくりへ
※学科・コース名称・学年はインタビュー当時のものです。
西岡 七海さん
アート・クラフト学科 ジュエリー・メタルワークコース 4年生
兵庫県立兵庫工業高等学校出身
株式会社エイヴィス内定
- 編集部
- 神戸芸工大の好きなところは?
- 西岡
- 自分がつくりたいものがつくれる環境が揃っているところです。それから、やりたいことを先生方が汲み取ってくださって、必要なことを教えてくださったり「こんな事もできるよ」と提案してくださるところです。気軽に相談できる雰囲気なのが、とても良いと思います。
- 編集部
- 学生同士でも相談し合うということはありましたか?
- 西岡
- もちろん、学生同士で話しをする時も、それぞれモノづくりへの考え方や作風がまったく違っているので、新しい発想や刺激をたくさんもらいました。神戸芸工大に入学する前にオープンキャンパスに参加して、ワークショップを体験しましたが、私が無茶なことを言っても学生スタッフの方々が協力してくださって、その人柄の良さや大学の雰囲気がとても素敵だなと感じました。
- 編集部
- 現在の学科やコースを選んだ理由は?
- 西岡
- 昔からモノづくりが好きで、高校では木工を主に学んでいましたが、卒業制作で陶芸やアクセサリー製作をした時に、もっと専門的なことを勉強したいと思いました。大学では金属の扱いについてイチから学ぶことができ、自分の思い描いたものをつくれるようになりました。
- 編集部
- 実際にどのような作品を制作してきましたか?
- 西岡
- 3年次では銀と真鍮、銅を使ってブローチづくりを行いました。遊び心のあるアクセサリーをつくりたいと思い、皆が知っているようなおとぎ話をもとに、身に付けて楽しいだけじゃなく見た人をワッとびっくりさせられるような仕掛けをつくりました。
- 編集部
- どんな仕掛けだったのですか?
- 西岡
- ブローチの一部を動くようにしました。これも先生に相談してアドバイスをいただいたことで、生まれたアイデアでした。作品自体がとても小さいので、細かい作業が多く何回も失敗しましたが、その分挑戦し直したことでスキルアップになりましたし、現在取り組んでいる卒業制作にも繋がりました。
- 編集部
- 卒業制作ではどんな作品づくりを?
- 西岡
- ひとつは見た目がシンプルな指輪で、実は磁石でくっついている部分を割って開くことができ、中には地下都市のような住処が隠れているデザインになっています。今までやってきた細かい作業技術が存分に活かされています。
- 編集部
- 他に印象に残った、大学での出来事はありますか?
- 西岡
- 4年生の時の学祭ですね。それまでの作品と違ってシンプルで普段使いできそうな指輪を初めて制作し、出店させてもらいました。多くの人に「可愛い」と言ってもらえたり、身に付けたりしてもらえたのが、とても嬉しかったです。
- 編集部
- 就職活動はいかがでしたか?
- 西岡
- 大学のキャリアセンターをよく利用しました。何かあるたびに相談に行って、面接の練習や、履歴書の書き方、ビジネスマナーなどを教えていただきました。
- 編集部
- 内定先と出会ったきっかけは?
- 西岡
- 大学の先輩が勤めていて、会社情報を教えていただいたり店舗見学に行きました。時計や宝石、ジュエリーの修理・販売などをしている会社で、今はアルバイトとして通い、まずは接客から教えていただいています。
- 編集部
- 大学での経験は活かされそうですか?
- 西岡
- 時計やジュエリーの修理はとても繊細な作業になります。大学の作品制作で細かい作業を何度もやってきたので、必要な集中力や持久力は鍛えられたかと思います。逆にアクセサリー制作は大学で経験を積んできましたが、時計についてはまだあまり知識が十分ではないので、新しいことをたくさん学べるチャンスでもあります。
- 編集部
- 今の目標は?
- 西岡
- 内定先では、お客様の大切なものをお預かりして、それを修理することになります。そのための技術をしっかりと学んで経験を積み、お客様に喜んでいただけるような接客と修理ができるように全力を尽くしたいです。
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