インタビュー
2022.01.22
メディア芸術学科
「チームプレーでの制作を通じ
自分の強みを知った」
映画制作での監督経験を糧に
人を笑顔にする映像制作を目指す
※学科・コース名称・学年はインタビュー当時のものです。
藤 七海さん
映像表現学科 映画コース 4年
兵庫県立神戸甲北高等学校出身
株式会社沼澤事務所内定
- 編集部
- 神戸芸工大で学びたいと思った理由は?
- 藤
- もともと映画が好きで、人を笑わせたり喜ばせたりすることができる作品を自分もつくりたいという想いがありました。神戸はいろんな魅力にあふれた街。そこで映画づくりについて学びたいと思い、神戸芸工大を選びました。
- 編集部
- 入学して感じた、神戸芸工大の良いところは?
- 藤
- プロとして第一線で活躍されている映画監督の方や経験豊富な先生方から、直接指導を受けられるところです。もちろん学生も映画好きな人たちが集まっているので共感できることが多いですし、逆にそれぞれ映画の好みが違っているため、今まで自分が知らなかったようなタイプの作品にも触れることができます。
- 編集部
- 実際にどんな作品を制作しましたか?
- 藤
- 1年生の時から短編映画の制作に参加できるので、撮影、編集、音響、脚本など幅広い知識と技術を身に付けながら、いろんな作品づくりにチャレンジしてきました。特に印象に残っているのは、3年生の時「BE KOBE FILM AWARD」というコンテストに応募したことです。「神戸で働く人」をテーマに、5分間の自主制作映画をつくりました。
- 編集部
- 藤さんはどんな役割を?
- 藤
- 私は監督として全体をまとめながら、知り合いに声をかけて出演してもらったり、制作チームの皆と一緒に脚本を書いたりということもしていました。メンバー同士で意見がすれ違う時もありましたが、お互いに納得できる着地点を見つけつつ、制作を進めていく難しさや楽しさを知ることができました。
- 編集部
- その時の経験は、他の作品制作にも活かされましたか?
- 藤
- 卒業制作では40分前後の長編作品に挑んだのですが、先にチームプレーでの短編映画制作を経験し、皆で情報や状況を共有する“ホウレンソウ”の大切さを学んでいたことは大きかったです。さまざまな制作活動を通じ、私の長所はどんどんいろんな人に声をかけられるところ、そして人をまとめる力があるところだと気付くことができ、就職活動でのアピールポイントにも繋がりました。
- 編集部
- 就職活動はどのように進めましたか?
- 藤
- 最初から映像制作に関わる仕事にしぼって採用情報をチェックしていました。キャリアセンターに行って、履歴書の添削や面接の練習を受けたりもしましたね。
- 編集部
- 内定先を志望した理由は?
- 藤
- テレビ番組を中心に、映画の演出、制作業務、企業VP、WEB動画制作など、幅広い映像制作に関わる仕事に携わることができ、また会社の代表自身が自主制作をしているところに魅力を感じました。今はアルバイトという形で働かせていただいています。制作現場は大変なことも多いですが、スタッフ一丸となって協力し合いつくりあげていくのはとてもワクワクします。参加した制作物のエンドロールに自分の名前を見つけた時は、すごく達成感がありました。
- 編集部
- 今まで学んできたことは、お仕事でも活かせそうですか?
- 藤
- 神戸芸工大で実際に撮影をはじめとした映像制作に関するさまざまなことを経験してきたからこそ、仕事の現場でも、次に自分がどう動くべきか、今の自分の役割は何か、といったことにいち早く気付くことができます。また、とにかく皆で何かをつくるのが楽しいです。私は周囲の人たちほど映画を知らないというのが悩みでしたが、その代わり自分はいろんな人を巻き込んでモノづくりができるという強みを見つけることができました。私にとって神戸芸工大は、個性や能力、可能性を見つけ、それを発揮できる場所です。
- 編集部
- 最後に、将来やりたいことを教えてください。
- 藤
- 周りから信頼され、メディアに取り上げられるような優秀なディレクターになること。そして皆を笑顔にしたり感動させたりできる映像をつくることです。技術や経験を積んでいくのはもちろん、積極的に人とのコネクションを築いて、ゆくゆくは会社を立ち上げ自分で映画を制作したいです。
イベント参加が難しい方へ。オンライン個別相談会や個別キャンパス相談会を実施していますのでお気軽にお申込みください。