インタビュー
2020.11.24
生産・工芸デザイン学科
「アイデアが自然と湧いてくることが、
自分の強み。」
アピールポイントを活かし、
叶えたカーデザイナーの夢。
※学科・コース名称・学年はインタビュー当時のものです。
小旗 海音さん
プロダクト・インテリアデザイン学科 カーデザインコース 4年生
大阪府立港南造形高等学校出身
いすゞ自動車株式会社内定
- 編集部
- 入学前、神戸芸工大のオープンキャンパスには参加しましたか?
- 小旗
- 一度参加しました。その時は、まだ何を学びたいかが決まっていなかったのですが、各学科を案内してもらえるツアーがあり、学科ごとにいろんな話を聞くことができました。学生たちの楽しい雰囲気が伝わってきて、ここに入学したいなと感じました。
- 編集部
- 実際に入学して、いかがでしたか?
- 小旗
- 元々、プロダクトデザインの中でも特にカーデザインに関心を持っていたので、専門の授業を受けることができたのがとても良かったです。カーデザインにおけるコンセプト立案からアイデア展開、クレイモデルの制作、プレゼンテーションまでのプロセスを繰り返し学べるので、企業のインターンシップに参加した時に受けたデザイン実習でも、課題をスムーズに進めることができました。
- 編集部
- 授業などを通じて、ご自身の成長は感じられましたか?
- 小旗
- 印象に残っているのは3年生の時のカーデザインの授業。毎週自動車の模写を10枚描いて壁に貼っていくのですが、昔描いたスケッチと比べてどんどん上達しているのを実感でき、自分の成長を客観的に見られて面白かったです。ボディとタイヤの関係性など、描くのが難しい部分は、先生にアドバイスをいただき修正していくことでブラッシュアップを重ね、イメージ通りの線が描けるようになりました。
- 編集部
- 就職活動は、どのように始めましたか?
- 小旗
- 1年生の時から大学のキャリアセンターに通って、企業が開催しているデザイン実習の情報をいただいたり、実習に応募するためのエントリーシートの書き方を一から教えていただいたりしました。将来を見据えてインターンシップには積極的に参加していたのですが、他大学の生徒の実力を知る機会にもなり、刺激をもらいました。
- 編集部
- 就職活動のために準備したことはありますか?
- 小旗
- ポートフォリオ制作です。授業で学んだ、作品をよりよく見せる写真撮影の方法などを活かし、編集も自分で行なったポートフォリオを先生に見ていただきました。カーデザインでは、スケッチの上手さやアイデアの見せ方が就職活動でのアピールポイントになるので、それらを重視しながら作り上げました。インターンシップ先で、他の人のポートフォリオを見せてもらい、そこから学ぶことも多かったです。
- 編集部
- 就職活動で役に立った、大学での学びや経験はありますか?
- 小旗
- 企業によって内容に若干の違いはあるものの、基本的にインターンシップでのデザイン実習課題への取り組み方は大学での実習課題と同じだったため、大学でしっかり取り組んだ経験が活かされました。自分が受けた企業は自動車メーカーが中心だったので、3年生の時のカーデザインの実習、特にコンセプト立案について学んだことが役に立ったと思います。
- 編集部
- これをやっておけばよかったと思うことはありましたか?
- 小旗
- 企業のデザイン実習に参加する中で、プロダクトデザインだけでなく、カラーデザインやグラフィックなど、さまざまな分野を学んでいる人たちが参加している時もありました。自分とは異なる分野を学んできた人たちとの交流は刺激的でした。もっと低学年の時から、自動車メーカーとは違う業種のデザイン実習にも参加しておけば、さらに視野が広がったのではないかと感じました。
- 編集部
- 神戸芸工大の受験を考えている方へ、メッセージをお願いします。
- 小旗
- 大学で早めに自分の強みを見つけて、それを伸ばしていくのがいいと思います。自分の場合はアイデア展開を考えるのが好きで、ひとつの課題に対して10個、20個と考えが自然に湧いてくるのが強みだと発見することができました。
デザインをするためには、いろいろなスキルや情報などが必要なので、多くの事柄に興味を持ってアンテナを張っておかなければなりません。ただ、すべてのことに興味を持つのは難しいので、自分が夢中になれることを見つけてしっかり学んでください。それが将来の強みや実力につながると思います。
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